水中トレーニングは、全身運動として幅広い層に支持されているエクササイズです。

関節に優しく、リハビリやダイエット、健康のためなど様々な目的で利用されています。

ここでは、水中トレーニングのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

・低負荷、低衝撃

 

水中トレーニングの最大の特徴は、浮力による関節や筋肉への負担の軽減です。

 

水中では体重が軽く感じられるため、関節への衝撃が少なく、関節炎や腰痛などの問題を抱える人でも安全に運動ができます。

 

高齢者やリハビリ中の人でも安心して行えるトレーニング方法です。

 

・全身運動

 

水中トレーニングは全身を使った運動が多く、バランスよく体を鍛えることができます。

 

水の抵抗により自然に筋力を使うことになり、筋力の向上が期待できます。水泳、水中ウォーキング、アクアビクスなどが代表的な全身運動です。

 

・心肺機能の向上

 

水中での運動は心肺機能を高める効果があります。

水中での呼吸は制限されるため、心肺機能が強化されます。

定期的な水中トレーニングにより、心臓や肺の機能が向上し、全身の持久力が増します。

 

・高いカロリー消費

 

水中での運動は陸上での運動よりも多くのカロリーを消費します。

 

水の抵抗があるため、同じ動きをしても消費エネルギーが増えるためです。

 

例えば1時間の水泳は約500～700キロカロリーを消費することができます。

 

ダイエット目的の人には非常に有効な運動です。

 

・リラクゼーション効果

 

水中に入ることで得られるリラクゼーション効果も大きなメリットです。

 

適切な水温であれば血流が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。

 

また、水の中での浮遊感やリズミカルな動きがストレスを軽減し、精神的なリフレッシュに繋がります。

・アクセスと手間
 

水中トレーニングを行うためには、プールや水泳施設へのアクセスが必要です。

また、プールに入った後は体を拭いたり髪を乾かしたりと通常の運動より若干手間がかかります。

ちょっとしたことではあるのですが、そのちょっとしたことが継続のしやすさにかかわるのです。

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・技術習得の必要性
 

水中トレーニングは、基本的な泳ぎ方や水中での動き方を習得する必要があります。

泳ぎが苦手な人や初心者にとっては、トレーニングの初期段階で時間がかかることがあります。

水中ウォーキングなどは初心者でも取り組みやすいのでお勧めです。

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・温度管理と体調
 

プールの水温は一定に保たれていますが、個々の体感温度には差があります。

寒すぎると筋肉が硬直しやすく、温かすぎると運動中に疲れやすくなります。

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・一部筋肉や骨への負荷の不足
 

水中トレーニングでは、重力が軽減されるため、陸上でのトレーニングに比べて一部の筋肉への負荷が不足することがあります。

特に、骨密度を高めるための負荷が少ないため、骨粗しょう症予防の観点では効果が限定的です。

このため、陸上での筋トレなどと併用することが推奨されます。

水中トレーニングは、関節に優しい全身運動として幅広い層に支持されています。

心肺機能の向上や高いカロリー消費、リラクゼーション効果など、多くのメリットがあります。

しかし、プールへのアクセスや手間、技術習得の必要性、一部の負荷不足などのデメリットも考慮する必要があります。

最適な健康維持やダイエットのためには、これらのメリットとデメリットを理解し、個々の目的や体調に合わせたバランスの良いトレーニングプランを立てることが重要です。

適切に水中トレーニングを取り入れることができれば、効果的かつ安全に体力を向上させられる素晴らしい運動となるでしょう。

〇肩書

・MTKパーソナルトレーニングジム中百舌鳥　代表

 

〇経歴

・パーソナルトレーナーとしての指導歴15年以上

 

〇資格

・NSCAーCPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)

・CTJ－CPT
・民間整体資格