無、ゼロ、ノン、レス、低、ひかえめ、小、ライト、ダイエット、オフ……などなど、ダイエットを心がける人にとって、すごく魅力的なワードですよね。

「ダイエット中だけど甘い物を食べたいこともあるし、ジュースも飲みたい」という方には強い味方なのではないでしょうか？

それに最近ではゼロカロリーとは思えないぐらい甘くて美味しいものもあります。

ただ実はなんですがこれらの表示は規定があるんですね。

もちろん、何にでもつけられるわけではなく、その概要は厚生労働省が「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」の中で定めているものなのです。

では、その内容を早速みていきましょう！

実は100gあたり（飲み物であれば100mlあたり）5kcal以下であれば、「カロリーゼロ」「カロリーなし」「ノンカロリー」などと表記できるのです。

また、100gあたり40kcal以下、または100mlあたり20kcal以下の食品は、「カロリーオフ」「低カロリー」「ローカロリー」「カロリーカット」「カロリー控えめ」などと表示できます。

このように、規定で、100ｍｌ当たり20kcal以下であれば「カロリーオフ」、100ｍｌ当たり5kcal以下であれば「ゼロカロリー」の表記ができるのです。

ということは、はいそうです！！

「ゼロカロリー」は必ずしもカロリー「０」ではないのです。

ただ、みなさんに意識していただきたいのは、「カロリーオフではない」他のお菓子類やジュース類と、「ゼロカロリー」のお菓子やジュース類を食べたリ飲んだりしたときの「カロリーを比べる」ことです。

まず一般的なジュース類は350mlの缶1本約150kcal、砂糖は角砂糖約9個分も入っています。

それに比べて同じ量のゼロカロリーのジュース類は20kcal未満。

厳密には「ゼロカロリー」ではないですが、大きくカロリーはカットできます。

ゼロカロリーというの表記の商品は、ゼロでは無くても間違いなく低カロリーだと言えます。

ゼロカロリー商品なのに甘い。

そんな商品にはカロリーを抑えるために非糖質系甘味料が使用されています。

これについては専門家のなかでも賛否両論があります。

「血糖値を上昇させないので糖尿病の治療に有効な可能性がある」

「ダイエット中に甘いものを食べたいときにも食べられる」

「虫歯の原因となる酸が作られない」

といった肯定的な意見もあれば。

「習慣的に摂取することで血糖値をコントロールする力が弱まってしまう可能性がある」

「より甘いものを欲しくなり食べ過ぎてしまうようになる」

といった否定的な意見もあります。

厚生労働省では人工甘味料の安全性を調べた結果、有害が認められなかった最大投与量（無毒性量）を公開しており、その量の100分の1の量を一日の摂取許容量としています。

また各食品に使える使用基準もそれぞれ定められています。

私自身のとしては、砂糖も健康には決して良くはないですし（甘味料より砂糖の方が問題という意見も多い）、大量に毎日使用するようなことがなければ問題はないと考えています。

ただし食べなくてすむならば食べないに越したことはないので、どうしても甘いものが欲しい時にだけ食べたり飲んだりするようにしておきましょう。

〇肩書

・MTKパーソナルトレーニングジム中百舌鳥　代表

〇経歴

・パーソナルトレーナーとしての指導歴15年以上

〇資格

・NSCAーCPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)

・CTJ－CPT
・民間整体資格