【高齢者の転倒リスク】その予防・対策

日常の生活に潜む「つまずく」「転倒」このような出来事は若年者の方もですが特に高齢者の方においては「死活問題」にもなりかねません。

そして高齢者の方における、トレーニングの目的などもいわゆる転倒リスクの予防であったり、怪我をしない為、つまり転ばないようにというイメージで言われることが多いと思います。

転倒リスクが増える理由

転倒してしまう多くの理由としては「筋力不足」「バランス機能の低下」「視野が狭くなる」などが挙げられます。

一般的によく言われる筋力不足で言いますと、足首を上に持ち上げる役割をする「前脛骨筋」(スネの筋肉)、足の指をそらせる「長趾伸筋」、股関節の「屈曲筋」や「腸腰筋」「大腿直筋」などの筋力不足があげられます。

こういった筋力が不足している、筋肉が上手く使えなる事は転倒のリスクを増大させる要因となり得ます。

筋肉と脳の連動性

他にも注目していかなければならないのは筋肉と脳における動作の連動です。

 

転ぶ時というのはつま先が引っかかり前方に転倒する事が多いです。

階段や平地で足をつまづいてしまったり、前に進んでいく際に足を持ち上げようとしてつま先が地面にぶつかりそのまま前に倒れてしまったり。

このように前方に転ぶような転倒を予防する為にトレーニングを行うわけですが、ここで気をつけていただきたいことは、その筋肉をどういう使い方をしているかを必ず考慮してトレーニングを行わなければならないということです。

 

太ももの筋力低下や、スネの筋肉の筋力不足で動作が上手く行えず転ぶというのは間違いではありません。

ただこれに対して適当に太ももの運動やスネの運動を行っても、それだけでは予防にならないのです。

ここで重要なのはその「歩行する際の動作」であり、それと全く違う動きをして筋力をつけても歩く動作と連動していなければ転倒してしまいます。

 

ではたくさん歩けばいいの?

いいえ違います。

歩くための筋肉は歩いても増えません。

ある動作のために必要な筋肉を増やすには、その動作を行うよりも強い負荷でなければならないのです。

連動性を鍛えるトレーニング

ポピュラーな運動ですと「踏み台昇降」などがあげられます。

 

この運動は台に昇り降りする運動ですが、ただ単に台に昇って降りてと行うのではなく

・足をしっかり上げる

・足を上げた際に足首の背屈(つま先が上に上がっている状態)させる

ということを意識して行うことが重要です。

 

このようにして太ももが上がれば足首が背屈することを脳に運動学習させるのです。

作業にならないように変化を与えよう

ここで気をつけていただきたいのは目的は「転ばないための連動動作の習得」であり、「踏み台昇降が上手くなること」ではないということです。

 

この踏み台昇降の動作を何も考えなくてもできるようになってきたら、その時点でもう脳は使ってないので内容を変えていく必要があります。

例えば脳トレで脳を鍛えるとして、ずっと続けていく内に考えなくてもできるくらいになってくると、それはもう「トレーニング」ではなく「作業」になってしまいます。

なのでそうならないようにあらゆる要素を加えていかなければいけません。

例えば指折り順番に数えながら昇降したり、どちらかの足を上げたらどちらかの腕を上げるなど、「脳」を使いながら行っていくことが重要です。

この記事を書いた人

代表・藪 圭詞

〇肩書

・MTKパーソナルトレーニングジム中百舌鳥 代表

 

〇経歴

・パーソナルトレーナーとしての指導歴15年以上

 

〇資格

・NSCAーCPT(全米エクササイズ&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)

・CTJ-CPT
・民間整体資格

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